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【大相撲】逸ノ城、稀勢を破り14年ぶりの快挙で1敗キープ  [スポーツ]


大相撲秋場所11日目(24日、両国技館)


新入幕で快進撃を続ける21歳の怪物


平幕逸ノ城が、稀勢の里と対戦。大関初挑戦となった一番で、勝ち10勝目を挙げた。


はたき込みで稀勢を破り、10勝目を挙げ、14年ぶり快挙で1敗キープ。


緊張からか2度突っかけた逸ノ城だったが、


3度目の立ち合いで低く当たりに来た稀勢の里を上から待ち構えた。


わずかに左に変化し、相手の首を右手で巻くようにはたくと、


大関の体が土俵に落ちた。


その瞬間、会場からは大歓声が起きた。


稽古でも相撲を取ったことがない稀勢の里相手に逸ノ城は快勝。


新入幕で大関を破ったのは、平成12年夏場所の栃乃花(相手は千代大海)以来


14年ぶりの快挙となった。


新入幕での優勝となれば、優勝制度が確立した明治42年夏場所以降、


大正3年夏場所で優勝した両国しかいない。


10勝目を挙げた逸ノ城は


「うれしいです。前に出たかったけど、引いてしまった。“待った”が2回あったので硬くなってしまった」


と淡々と話すと、14年ぶりの新入幕での大関撃破には


「ありがとうございます」と笑顔をみせた。


21歳の怪物は史上2人目の新入幕優勝へ向け、12日目は新大関豪栄道に挑戦する。


31度目の優勝を目指す横綱白鵬との対戦をいち早く見てみたいところだ。



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